「杜の棲家」③・空き家購入…

杜の棲家

空き家を購入しました。
今回の投稿では中古物件を見つけてからの記録です。

「杜の棲家」①では不動産会社やリフォーム会社に声をかける前に準備したことを記録しました。

「杜の棲家」②では各業者に相談を持ち掛けて中古物件を見つけたところまでの記録でした。

これらの投稿でも書きましたが、自分は不動産や建築の業界に全く関わりのない人間なので、この手のことは全く知りませんでした。そして今でもよくわかっていません。
もっと効率のいい方針ややり方があったのでは…と、今でも思っています。

世間知らずのオッサンが実際に経験した記録です。

おおよそ予算内でリフォームできると分かった中古物件をリフォーム会社を通して購入する交渉に入りました。
ここまでくると後は予算内で我々夫婦が望む設備をどれだけ詰め込めるかリフォーム会社と相談して進めるだけだと、楽観視していました。
リフォームの計画づくりはそれで大変な作業でしたが、確実に家を持てると安心していた、ということです。

前回の投稿で書きましたが、「不動産は生モノ」なんです。早い者勝ちです。スピード勝負です。
こんな高い買い物なのに…

この時、実感しました。

どんなリフォームができるか等、ワクワクしながら妄想に耽っているところにリフォーム会社から連絡がありました。
購入の申し込みをしたとき、すでに申し込みをしている人がいたとのことでした。
申し込みがあって1~2日しか経っていないため、まだ決まったわけではないですが2番手なので確実に購入できるわけではないということ…。
先に申し込みをしていたのは、分譲して建売りしているハウスメーカー(でいいのかな?)だということ…。
この話を聞かされた時はホントにショックでした。
儚い夢になってしまうのか~って。

ギリギリ先に購入される前に阻止できたカタチになったのですが、複数の申し込みがあった時に購入できる権利を獲得するのはやはり先に申し込んだ方が有利になるそうです。
どちらに売っていただけるのかは売主さんに委ねられたわけです。

決定するまで少し待ってほしいとのこと…。
連絡が来るまでの数日間は電話がかかってくる度、ヒヤヒヤして…、
その数日間は普通よりも長く感じられました。

数日後、何が決め手だったのかは分かりませんが、我々が購入権を獲得できました。

よかった…
ホントによかった…
ホントにホッとしました。

もう誰かに隙を見せるわけにはいきません。
リフォーム会社に建築工事の申し込みをして、売主さんと売買契約して…
予算内に収まるように夢を詰め込んで…
あとは進むだけっ!

とはいえ初めてのことなので、リフォーム会社と相手の不動産会社に言われるがまま…
次々にハンコを押しまくる、サインを書きまくる…
もう騙されていても気づかないだろうな…

こうやって詐欺は起きるのか…って思いました。
幸いにも今回は詐欺集団ではなかったみたいです。(笑)

このあと、空き家の購入に関してドタバタしたのは登記の時でした。

その土地と建物の所有者を売主さんから我々夫婦に切り替えるわけです。
我々夫婦は妻の給料全額を貯蓄に回し、自分の給料でその他をやりくりしていました。
ですので、お金の流れだけを見ると妻のお金で購入するように見えてしまうのです。

するとどうなるかというと、土地と建物はすべて100%妻の所有物になってしまうのです。
半分ずつにしようとすると贈与税が発生してしまうそうです。
融通が利かないですよね…

まぁ、仕方ないかぁ…くらいにしか自分は思っていなかったのですが、妻からしてみれば気持ちが悪いようでした。そりゃそうですよね…

夫婦間でどのようなルールで貯蓄していたなんで関係ないんです。
何か証拠となるものがあればいいのですが、こんなことになるなんて考えていなかったので我々夫婦に証拠なんてありませんでした。
詐欺などの犯罪を防ぐための対策なんですって、それだけ関連のトラブルがあるってことなんでしょうね。
考えさせられます。

自分名義の口座からいくらか移せば、何%かを自分の所有物にできるのですが、手間とお金がかかるので、100%妻の所有物にすることにしました。

。あと詳しいことは分かりませんが、結婚20年経過すると事務手数料だけで所有権を贈与することができる特例(おしどり贈与というらしい。)があるそうで、それを利用して所有権の半分を贈与するという方針になりました。

こういうことがないように貯蓄の際は専用名義を作って、貯蓄分を互いに預金しあうことをお勧めします。

で、どうにかこうにかサインして、押印して、ナンタラ書士の先生に登記簿変更のお願いして、お金を払って、空き家を購入できたわけです。

ここまで来るのに行動を開始してから2ヶ月くらいかかりました。
半分くらいは待っていただけ感がありましたが…

この時はまだ築45年になるただの空き家です。
(ブログの更新を怠ってしまったために遅くなってしまいましたが、この時は今年の8月中旬です。)
下の写真は購入当時の家と庭で、今から4ヶ月前のことです。
この時は夏真っ盛りで雑草やらが元気いっぱいでした。

リフォーム会社と相談して空き家をリフォームしてもらい、我々夫婦は草刈り、庭木の伐採と抜根、不用品の片付け…全てが初体験でした。
これらのことはまた別に記録して、今回の記録はここまでにします。

では、また…

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