東北未来芸術花火2024 – 息つく暇もない大迫力を圧縮した音楽花火

宮城を楽しむ

「東北未来芸術花火2024」は2011年の東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県亘理町にある「鳥の海公園」で開催され、東日本大震災の被害からの復興PRを目的としている。
芸術玉中心の構成でコンピューター制御によって音楽のリズムや曲調に合わせてプログラムされた音楽花火。
今年で3回目と歴史はとても浅いが比較的規模の大きな花火大会。
今年は9月28日(土)に開催予定。

観覧チケットは以下の通り

芝生席 青・黄・赤予め区分けされた3種類の芝生席の青・黄・赤の区域(一人当たり1m×1m)
イス指定席全席指定のイス席
プレミアムテーブル席テーブルを囲んだ4人一組のチケット

この東北未来芸術花火の会場は最寄りのJR亘理駅から6km、徒歩で行くには比較的不便な場所にあり、予想される来場者数に対して会場付近の駐車場の数が圧倒的に足りなくなってしまうため、会場へのアクセス方法は色々と準備されていました。
我々夫婦が購入したのは「パーク&ライド送迎バス付駐車券」。

東北未来芸術花火2024で用意されていたアクセス方法

亘理駅発着シャトルバスJR亘理駅(最寄り駅)⇄鳥の海公園(所要15分)
パーク&ライド送迎バス付駐車券往復の無料バスと駐車券のセット
駐車場は亘理役場になっていて亘理役場の駐車場分が完売次第、別の駐車場分が追加販売
会場付近特設駐車場自家用車で会場近くまで行けるが少し割高
仙台駅発着リムジンバス芝生席やイス席とセットもあり
花火後に鳥の海公園にあるキャンプサイトでキャンプしていくというプランをHISが取り扱っていました。帰りにキャンプサイトが見えたのですが、贅沢な時間を送れそうですね。

最近はあまり遊びに出かけることもなくなっていたので、たまには息抜きも大切だしせっかくなら思いっきり楽しもうということで人生初観覧席のチケットを購入しての花火大会参加を決意。
この音楽花火…過去に経験した音楽花火は一部だけでしたがかなりの迫力だったことを記憶しています。それが今回の東北未来芸術花火は全部が音楽花火ということで期待は増すばかりです。

そして、待ちに待った当日、駐車場が13時から解放され、送迎バスも同時に運航を開始するということで、それに合わせて亘理役場に向けて出発しました。
花火の打ち上げが18:30開始なので、それまでの時間は屋台やステージイベントを楽しもうという計画です。

流石に早すぎたのでしょう。
驚くほど順調に、渋滞に遭遇することもなく13時に亘理役場に到着しました。
そして駐車券や観覧チケットを提示して流れるように送迎バスに乗り込み、鳥の海公園へ出発…これまたおそらく早すぎて渋滞に巻き込まれることなく順調に鳥の海公園に到着しました。

バスを降ろされた場所から観覧席のある会場までは1kmくらいは歩いたでしょうか…逸る気持ちを抑えながら会場へ向かいます。

何やらテントが見えてきました。

到着するとまず目に入るのが長く並んだ屋台の列…今回は30店舗以上の屋台が出店していたそうです。

屋台を楽しむのはひとまず後にして、指定された観覧席に向かいます。
その途中には郵便局(記念切手などの販売をしていました。)やJR(どんな催しなのかは不明)、亘理役場(名物のはらこ飯の食べ比べや牛タンの試食)のブースが並んでいました。
他には亘理町で働く外国人労働者を中心とした交流会というのもありました。

ここ何年も花火大会に行かなかったから分かりませんが、今時のそれはこんな感じなのでしょうか?
もうここまで来ると小さな展示会とかみたいで、ワクワクしてきます。

そして観覧席の入場ゲートを過ぎると、当たり前ですが、観覧席が広がっていました。
購入したイス席は全て指定席なので、チケットに表示されている席を探してとりあえず一息…

入場ゲートの向こうに観覧席が見えてきた。
フレームに収まらない…これは大体前側半分。

前方にはいくつか大きなモニターが設置されていて会場内での注意事項などがその時は表示されていました。
更に正面左側には特設ステージも設置されていました。
今年の特設ステージでは来場者が参加できる「300人バンド」、東北出身者だけで結成されたアイドルグループの「けっぱって東北スペシャルステージ」、そして亘理町地域おこし協力隊と地元小学生のコラボステージ等の各種パフォーマンスが見られる予定。

さて…、一息ついたので屋台の方へ、冷やかしに行きます。
最初はあまり屋台で買い食いするつもりはなかったのですが、美味しそうに並んでいる30を超える屋台を前に元々財布の紐はゆるい我々夫婦は簡単に釣られてしまいます。
とは言えお昼は食べていたので気持ちにお腹がついていけず、苦しい取捨選択を強いられることになりました。
何を食べたかは割愛します。

それにしても、全てではないにしてもあの客席数に相当する人数がこの屋台群に群がると思うと…早く来てよかったと思いました。
花火を見に来たことを忘れてしまいそうになる風景で、ホントにお祭りのようです。
あっ、夏フェスってこんな感じなんでしょうか?
アイドルとかのステージもあるし…行ったことがないので知りませんが…もしかしたら夏フェスを小さくしたらこんな感じになるんじゃないか…?
やっぱり知らんけど…

屋台で購入したものをもって観覧席に戻ると、特設ステージで予定されているパフォーマンスを楽しみながら花火の打ち上げ本番を待ちます。
亘理町の地域おこし協力隊と地元小学生のコラボステージが個人的には好きでした。
亘理町の地域おこし協力隊はこういったステージでパフォーマンスするような人材を採用しており、シンガーソングライターとかDJとかダンサーとか…本格的なステージになっていました。

打ち上げ開始1時間ほど前に用を足しに行きます。
直前に催して混雑に巻き込まれようものなら、絶対に後悔します。

それにしても広い観覧席ですね。
来場者1万5000人くらいを見込んでいるそうです。
芝生席は一人当たり1平方メートルを割り当てられているそうですが、そんなルールはほぼ無視されていますね。
いいのかそれで!?
(案の定、後で1平方メートルを守るようにアナウンスされていました。)

向こう側の空に打ちあがります。手前側はカメラマンエリア(有料)。

さていよいよ花火打ち上げ開始時刻が迫ってきました。
時刻が迫るほど体感時間が長くなりますよね。
直前の設営や準備に尽力した担当者とか○○長とか○○長とか○○長とかのコメントが長く感じます。
非常に失礼なことだとは理解していますし、特に設営や準備してくれた担当者の方々には感謝していますが…楽しみの直前ではただただ…
気を使った○○長はホントに一言だけにしていました。(笑)

さて、打ち上げ開始です。
元々一眼レフで撮影しようと考えていたのですが、会場では三脚を立てると、周囲への迷惑になってしまうので三脚を使用しての撮影は禁止とのことでした。
(カメラマンエリア(有料)というのが用意されていました。)
もう一つのコンデジで何とか無理やり撮影した何とか見られるものをいくつか載せます。

打ち上げ場所から観覧席があまりに近いため、全体がフレームに収まらない…

近すぎるため、真上を見上げることもしばしば…

近すぎることと海風という丁度いい風向きだからでしょうか、「ガラ」と呼ばれる花火の火薬を包んでいた紙くずが常に降り注ぐ状況…これは眼鏡が必要ですね。
(翌日にこのガラを拾うイベントがあるそう…不本意ですが、用事があるためにこちらは不参加。)

約50分の間に1万3000発の花火を打ち上げるということでした。
過去の経験から1万3000発を打ち上げるにしては50分という時間は短いような気がしていたのですが、始まってみると納得です。
ずっと曲が流れ、それに合わせて花火を打ち上げるわけですからほぼ絶え間なく打ち上げ続けます。
止まるのは曲間だけ…時間が短いなんて…そりゃそうですよ。
そもそも打ち上げ花火は一発でも大迫力なのに、それがずっと続くわけですからね。
圧縮したような感じでしょうか。
迫力感は間違いなく激増です。

総括としては…疲れました。

13時からですからね…目一杯楽しめたということです。
ただ…長丁場だったというのもありますが、会場が海の近くで強くはないですが常に風が吹いていて体温が奪われていたことが余計に体力を消耗したのだと思います。
確かにウインドブレーカーを着ている人は多かった。
次回はウインドブレーカーを着て行こ。

それでも全部が音楽花火というのはずっと全力といった感じで爽快な花火大会でした。

では、また…

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