前回はチェンソーの使い方と庭木の伐採方法について記録しました。
今回は引き続き、木の抜根方法について記録します。
庭木の伐採もそうですが、庭木の抜根なんてもっとしないと思っていました。
というより抜根を認識していなかったという方が正確です。
でも伐採したら抜根も必要になってきます。
なにせ木には根っこがありますからね。
それにお金さえあれば解決できますし…(笑)
ただ、庭木と庭石の撤去をお願いしたら、概算で400万円くらいかかると言われました。
高過ぎ…
なんとしてでも費用を減らしたいっ!
きっかけはそんな理由ですが、面白い経験になるとも思いました。
結果として、抜根できた時の爽快感と達成感は意外とクセになります(笑)
では、具体的にどんなことをしたのかを記録していきます。
準備するもの
①スコップ(大)

根っこを掘り返すわけですから、使います。
ただし、手で掘りたいという方は必要ありません。
②スコップ(小)

根っこの下側とかを掘るときなど、スコップ(大)では届かないところで使います。
こちらも、手で掘りたいという方は必要ありません。
③ノコギリ

根っこを切ります。
抜根に使用したら他で使用できないと思った方がいいです。
専用化するつもりでいてください。
④やる気と諦めない根性

これは絶対に必要。
◆あったら便利なモノ
⑤ツルハシ

あまりに根っこの状態が悪過ぎて、「もう無理…抜けない…」って、途方に暮れそうな時使用します。
大幅な体力と引き換えに一発逆転。
これぞリーサルウェポン。
ほぼ、破壊…使う時は自棄になっているときが多い(笑)
⑥レシプロソー(電動ノコギリ)

ノコギリのアップグレード版
普通のノコギリでも抜根できますが、抜根する木の本数が多い場合は購入を検討してもいいと思います。
疲労の軽減と時間の短縮が期待できます。
チェンソーを代用として使用するのは良くないとネットで読んだことがあります。
土がチェーンに絡みつくと簡単に壊れてしまうからでしょうか?
⑦底なしの体力

我々夫婦は持ち合わせていなかったので、苦労しています。
庭木の抜根方法
ここから抜根方法の記録です。
今回説明する抜根方法は幹の部分が地面から約1m以上残っている状態が望ましいです。
ですので、庭木の伐採から始める場合は地面から約1m以上残して切るようにしましょう。
そして今回犠牲になってもらうのはこの楓の木です。

幹の上の部分を切ってから少し経っていますが、葉が生えているところを見ると枯れてはいないようです。
枯れてしまってから時間が経過している木の場合、根っこまで脆くなってしまっている場合があります。
脆くなっているとやることはほとんど変わらないのですが、少しだけ勝手が違ってきます。
まず、スコップ(大)で幹の2~3本分外側を囲むように掘っていきます。
ただひたすら掘ります。
最終的には幹の下まで掘り切れば抜根完了です。
単純明快ですね。
ただ、根っこが掘る作業を遮ります。

これまで何本も抜根していますが、根っこがなかったことはありません。
根っこですから…間違いなくあります。
無ければ、自然の摂理が根本から覆されるはずです…(笑)
ただ、遮られたからと言って掘ることを諦めるわけにはいきません。
ここで試合を終了させません。
邪魔するものは排除すればいいのです。
この邪魔な根っこはノコギリで切ります。
この時、スコップ(小)を使って根っこの下などの土を除いて、根っこを切りやすいようにします。


単純明快ですね。
見つけ次第、切っていきます。


髭みたいな細いモノから、コレも幹なのではと思ってしまうものまで大小さまざまですが、全ての根っこを切ります。
比較的細い根っこが残っていただけで、意外と抜根できないというケースも少なくありません。
残さずに切っていきます。


ある程度切ったら、伐採の時に残しておいた約1mの幹を全力で揺さぶります。
最初は微動だにしなかった幹が少しずつ揺れるようになります。
木を支えていた根っこが無くなってきたということですね。
ただ、揺らすことができるけど抜根できていないということは、どこかに根っこがまだ残っているということです。
残っている根っこを探し出します。
ここからは根っこを探す作業です。
根っこは意外と横方向に伸ばしていることが多いですが、それでも下方向に向かっている根っこもあるので、幹の下側も掘って探します。
それでも見つからない場合は幹を揺らしてみます。
すると、残っている根っこの土が揺れることがあるので、そこに根っこが埋まっています。
おそらくこのくらいまで進むと、木が抜けるまでもう少しだと分かるのでワクワクしてきます。
もう少しです。
そして…
全ての根っこを切った時、抜根完了です。


抜根が完了した時の爽快感と達成感は格別です。
あと疲労感も…(笑)
この庭木は直径15cmくらいだったと思います。
これを抜くのに要した時間は2~3時間といったところでしょうか。
抜根に要する労力はやはり木の太さに比例します。
根っこが太くなるし、根っこの本数も増えます。
そばに別の木や壁があったりするだけで労力は激増します。
他には…地面の中にあるのは土だけではありません。石があります。
それはありますよね…(笑)
これが意外に邪魔で、石があるだけでスコップが土に刺さりません。
たまに根っこが石を抱え込んでいる場合があって、石の大きさや頻度にもよりますがこれも労力が激増する要因になります。
掘ってみなければ分からないことばかりですが、あきらめなければ大体が抜根できます。
あったら便利だという項目にも書きましたが、レシプロソー(電動ノコギリ)は作業効率を大幅にアップします。
抜根で使用しているレシプロソーはこちら
正直、値段で選びました(笑)
それでも、別のものと比較できているわけではありませんが、期待以上の働きをしています。
チェンソーとともに文明の利器というものに感動しています。

商品名: 充電式レシプロソー
ブランド名: RAKU tool
寸法: 33cm × 28cm × 10cm
重さ: 1.3kg
ストローク長: 15mm
ストローク数: 0~3280spm
切断能力(塩ビパイプ): 0~100mm
切断能力(木材): 0~150mm
根っこを切るのにチェンソーは使用できないので、抜根する木がたくさんある場合はオススメです。
レシプロソーも大変殺傷能力が高いので、細心の注意を払って使用してください。
それでは抜根方法の記録はこの辺で終わります。
まぁ…人生でそれほど機会がある作業ではないと思いますが、あった時は参考にしていただければ幸いです。
1~2本の抜根だったら、チェンソーなどはホームセンターで借りることができることもあるので、購入しなくても大丈夫。
業者に頼むとお金がかかるので、時間があって面白そうだなと思った人は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
では、また…
コメント
つるはしとか電動ノコギリとか、、そういったもんが日常になっとるやないか笑