どうもコーヒーは身体に良いらしいけど…どんな効果があるの?どれくらいの量を飲むのがいいの?

コーヒーのこと

コーヒーっていいですよね。
自分はあの香ばしい風味が特に好きです。

さて…ただ好きで飲んでいるこのコーヒーですが、そのコーヒーのことをあまり知らない。

どうもコーヒーは身体に良いらしい…というのは聞いたことあるけど、具体的にはどんな効果があるの?
気になって調べてみました。

今回はコーヒーの身体への影響について記録します。

まずは結論。

コーヒーは習慣的に飲んでいると良い効果がたくさんあります。
残念ながら悪い効果もありますが、それでも余りある良い効果がたくさんあります。
ただし、飲み過ぎは良くないので適量を楽しみましょう。

ひとまず、見つけた効果を並べるとこんな感じ…

ポジティブ
死亡率低下、抗酸化作用、心血管疾患抑制、脳卒中(間接的?)、一部のがん発症リスク低下(肝臓がん、子宮体がん、メラノーマ、口腔がん)、脂質代謝向上、肥満予防、動脈硬化予防、2型糖尿病発症リスク低下、うつ病・自殺低下、パーキンソン病発症リスク低下、腎臓結石リスク低下、膵炎リスク低下(信頼性低)

一方、残念ですが、ネガティブな効果も…

ネガティブ
妊娠時に摂取すると流産や早産のリスク上昇、慢性関節リウマチリスク上昇、女性の骨折リスク上昇、白血病の発症リスク上昇、肺がんの発症率上昇(喫煙による可能性あり)
大量摂取によって不眠症、神経症、心拍数増加、高血圧、不整脈

このように、良くも悪くも色々な効果を身体にもたらすことが分かりました。

ここから今回調べたことについて簡単に記録していきます。

膨大なデータからの証明

調べてみると、コーヒーの身体への影響について、研究、発表された論文などは多数存在していました。
それらの研究は主に「コーヒーを飲む頻度とその結果について」の膨大なデータから効果を証明したというものです。

コーヒーに限ったことではないですが、食べ物や飲み物の効果についてメカニズムを解明することは容易ではありません。
なぜなら、飲食物には複数の有効成分が含まれていて、各有効成分同士の相互作用で効果を打ち消しあったり、相乗作用で効果を発現したり、他にも色々な要因が絡み合うため、解明することが非常に困難なのだそうです。(もちろん単独で効果を発揮するものや、メカニズムが解明されているものもあります。)
ただ、結果という膨大なデータがすでに証明していると考えれば、とても信頼性があるということでもあります。

抗酸化作用

抗酸化作用とは、身体の酸化を防ぐ作用のこと。
身体の酸化とは、細胞が酸化によって破壊さていくことで、いわゆる老化という現象。
がんや生活習慣病、老化に伴う様々な病気の原因にもなります。

調べていて、コーヒーの効果の代表なのではと思える程に目にしたのが抗酸化作用。
コーヒーに含まれている有名な有効成分である「ポリフェノール」、「カフェイン」、「メラノイジン」、「トリゴネリン」には各々で抗酸化作用が報告されていました。
コーヒーは「それぞれが単独で抗酸化作用を発揮する成分」の集合体みたいです。

心血管疾患抑制効果

心血管疾患とは、心筋梗塞、狭心症、不整脈などの心臓に繋がる血管や心筋の異常で心臓へ血液が行き渡らなくなる病気。

コーヒーを一日に3~5杯飲んでいるとリスクが低下するという研究結果がありました。
また心血管疾患ではなく脳血管疾患に分類されますが、脳卒中にも効果があるという情報もよく目にしました。
一日にコーヒーを1杯飲む人は飲まない人と比較して、脳卒中になる確率が20~30%低いという結果です。
ただ、コーヒーが直接脳卒中を抑制しているわけではないという情報がありました。
つまり間接的、あるいはコーヒー以外の要因と複合的に良い効果をもたらしているということでしょうか。

心血管疾患と脳血管疾患は2022年の日本死因別順位の上位に挙げられています。

がんとの関連性

がん全体での傾向については、がんの発生率やがんによる死亡率はコーヒーの摂取と関連性はないという研究結果。また、摂取量にも依存していないという研究結果がありました。

その一方で、個々のがんに対しては肝臓がん、子宮体がん、メラノーマ、口腔がんの発症リスクを低下させる傾向があるという研究結果もありました。

特に肝臓がんの情報は多く、飲まない人と比較すると毎日飲む人は約半分、摂取量が増えるほど低下し、5杯以上で約1/4にまで低下する結果でした。
また、メラノーマの発生率については、一日に4杯以上飲むことで20%低下していました。

半面、急性リンパ球性白血病、白血病、膀胱がん、肺がんの発生リスクが上昇する可能性があるという怖い研究結果もありましたが、これらはもう少し研究が必要とのこと。
例えば肺がんの発生リスク上昇について、コーヒーと煙草をセットに嗜む人も多いため、喫煙による肺がんの発生リスク上昇を踏まえると、コーヒー摂取による肺がんのリスクは上昇しないという結論になっていました。

その他のコーヒーの効果

その他にも身体への影響に関する情報はたくさん見つかりました。

2型糖尿病2型糖尿病の発症、悪化を抑制する傾向がある。
一日に2杯以下よりも4~6杯の方が発症リスクが20%低下。
もちろん砂糖は糖尿病への悪影響があるため、入れ過ぎには注意が必要。
うつ病、自殺による死亡うつ病、自殺による死亡リスクを低下させる傾向が見られた。
自殺で死亡する確率について、一日に2~3杯飲む人は50%低下。
パーキンソン病パーキンソン病のリスク低下。
デカフェではこの傾向が見られなかったことからカフェインが関連していると考えらる。
腎臓結石(尿路結石)腎臓結石(尿路結石)のリスク低下。
膵炎膵炎のリスク低下(比較的信頼性は低い)

副作用

次は、副作用についても調べたので記録します。
面白くない情報になってしまいますが、コーヒーを楽しむためにはこういったことを把握しておくことも大切です。

  • 妊娠時に摂取すると流産や早産のリスク上昇
  • 慢性関節リウマチリスク上昇
  • 女性の骨折リスク上昇
  • 白血病や肺がんの発症率上昇

また、コーヒーの大量摂取によって、不眠症、神経症、心拍数の増加、高血圧、不整脈を引き起こすが、これらの症状はカフェインの副作用でもあり、一日に400mg未満、一回に200mg以下にすることを心がければ問題はないということでした。
焙煎珈琲は焙煎度によって変動するが、一日に3~4杯までが目安でしょうか…
結局、適量を守れば健康にいいけど、過剰摂取になると健康に悪影響を及ぼします。

世の中の健康食品と一緒で、コーヒーも適量を守りましょうということです。

最後に…

今回はいろいろとコーヒーの効果について調べてみました。

そして個人的に思うことは、結局のところコーヒーは万能薬ではないし、同じ効果を別の飲食物で補えたり、生活習慣を見直せば改善できたりもします。

健康のためだからと言って、コーヒーは無理して飲むものではなく、好きで飲むものだと思うので、この記録を読んで、「へ~、こんな効果があるんだ~」程度に興味を持ってもらって、コーヒーを楽しんでもらえたら幸いです。

この辺で今回の記録は終わります。

では、また…

コメント

  1. おとうと より:

    さすがコーヒー先生!!!
    いいとこわるいとこ、いろいろあるのね…

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