庭の片付け – 草刈り

杜の棲家

自分たちで庭の片付けをすると決めたものの、空き家を購入した頃には仕事を見つけていたので、庭の片付けができるのは土日祝日で用事がない時間だけ…リフォーム会社との打ち合わせなどもあって、充てられる時間は意外とありませんでした。

それでも方針は決まっているので、前進あるのみです。

最初のミッションは草刈り。
庭木と庭石を撤去する前に、改めてその全貌を見せてもらうために庭、畑、家の裏に生えている雑草を刈り取ります。

夏の猛暑で絶賛育ち盛りの植物たちに立ち向かうため、杜の棲家の前の持ち主さんから譲り受けた「錆びた鎌」を片手に草を刈り取っていきます…

そんなわけありません。
ロールプレイングゲームの初期装備みたいな道具で出来るわけありません。
植物たちの成長速度は凄まじいもので、こんなちまちまやっていたら全部終わったころには最初に刈った場所が元通りになっていそう…

草刈りに最適な道具はこちら…「草刈り機」

これも家の前の持ち主さんから譲り受けたものです。こんなものまで譲っていただいて本当に感謝しています。

さて…

動かすことはもちろん、触ったことすらもない草刈り機。
見るからに殺傷能力は過去に触ったことのある機械の中で最上位クラス。
まさかこのような武器、じゃなくて機械を手にする日が来るとは思いもしませんでした。

いろいろなスイッチとかレバーとか、根拠もなく弄繰り回しながら、ようやくエンジンが唸り声をあげ、準備完了。
いざ草刈り開始です。

手始めに練習もかねて比較的丈の低い草だけが生えている草刈り入門エリアを刈ることにしました。

素人故に刃が地面をこすって土をまき散らしながらも順調に刈り進めていきます。
サクサクいきます。
さっきまでまあまあもっさりしていた茂みがアッという間に刈り取られていきます。
スイスイです。

こんなん楽勝~

調子に乗って家の前にある細い木の抜根までやりました。
この時は勢いがありましたね。

なんて調子に乗ってしまうくらい順調な時もありました。
今思えばこんな風に思っていたのはこの初日のこの時だけでした。

次からが本番…目の前に立ちはだかるのはさっきまでの丈の3~4倍はあるかと思われる茂み…

もともと家庭菜園として使用していた上級エリア

そしてその難易度も相応に上がりました。

刈り取った草が重い…

刈り取った草はその場に倒れて邪魔になるんです。
時代劇の殺陣とかみたいに切った敵が気を使って横に退いてくれるはずもなく、気を使わない草たちはその場に横たわります…

時代劇とかがこれと同じならもっと大変なはず…あそこまで華麗な殺陣なんてできるわけがない…
きっと躓いて「おっと!」「あぶなっ!」とか言いながらドタバタになるに違いありません。

話がそれました…

刈り取った草を退かさないと前進できないし、刈り取った箇所と未だの箇所の見分けがつきにくい…
そこで採った作戦が刈り取ったら横に退ける。

…普通~

刈る、退ける(重い…)、進む、刈る、退ける(重い…)、進む…
草の丈が高くなるだけでこんなに疲れるなんて…
雑草はまだ小さいうちに刈り取ると心に決めました。

ヘトヘトになりながらも刈り取っていき、このステージもなんとか攻略成功~

刈り取った草の山を見ると、素人が立ち向かうにはボリュームがあったのではと思います。

次のステージはお化けミョウガの軍勢、じゃなくて群生…

自分はこういった経験がないので知らないのですが、妻曰く、「ここに生えているミョウガの背丈はこれまで見たことないくらい高い」らしいです。

あまりミョウガが移っていないのですが、奥に見えるゴールドクレスト付近から手前はミョウガの群生地(笑)

つまり重い…

もうここまでくると無心で草刈り機を左右に振り続けるだけです。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ…

最早無我の境地…

そんなわけないか…

草刈りも大変だけど、さすがに無我の境地はそんな簡単じゃない…

それはさておき…
この時根元にできていたミョウガはお吸い物などにして美味しくいただきました。

ミョウガの軍勢を攻略すると草刈りの大変な場所はほば終わっていました。
あとはその他のエリアに生えている残党たちを一掃するだけ…

そして終わる頃には庭の色々が見えてきて、どんなことをする必要があるのか等が明らかになってきました。

小さくて見えていなかったたくさんの庭木や人がギリギリ持ち上げられそうな無数の石たち…
裏手では竹が新勢力になるべく強力な地下帝国(地下茎)の領土を広げていました。蔦系を育てるために組まれたと思われる鉄パイプの枠…
なぜか埋まっている浴槽…

しばらくは楽しめそうですね。
竹については1年以上の長期戦になりそうだし…

草刈りの記録はこの辺りでいったん終わりにします。
相変わらず世間知らずが発揮された出来事でした…(笑)

ではまた…

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